パソコン初心者脱出

ショートカットファイルを使う


ショートカットファイルとは、アプリケーションをインストールすると、いつの間にかできてる、あのファイルの事です。

いまさら、ショートカットファイルの説明なんて、と読むの止めようと思ったあなた、正しいかも〜

とは言うものの、もしかしたら、知らないことかもしれませんので、読んでみてはいかがですか?


そう、それは、ある日の出来事です。
メールでも見ようかな〜と思い、デスクトップにある、メールソフトのショートカットファイルをダブルクリックした時、それは起こったのです。

なんか見たことないメッセージが表示されるではありませんか!

別のファイルをクリックしちゃたのかな〜と思い、もう一度、クリックしてみると、再びへんなメッセージが表示されます。

う〜む、もう一回クリックしてみよ〜

またまた、およびでないメッセージがでてきます。
もう一回だけ〜
・・・・・・・・
・・・・・・・・
再起動してみよっかな〜
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
再起動して、もう大丈夫でしょ〜
と期待をよせつつ、クリック、クリック
・・・・・・・・
ガ〜〜ン
状況に変化はありません。
・・・・・・・・
・・・・・・・・
今日はメール見ないことにしよぅ。
占いにも悪いことしか書いてなかったしィ〜

と逃げ腰になった、その時、技術者としてのプライドが蘇ってきました。

原因を追究しなければ...
一体、何が起こったのだろう。

確か、昨日までは、正常に起動していたはず...

昨日やった事を振り返ろう。
犯人はこの中にいる。

そう、自分だけです。


そして、謎は解けたのでした。


原因は...

あさはかでした。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という話もあるように、関連性というものを考える必要があったのです。

何かを変えると、少なからず、影響がでます。
その影響の度合いというものを、一度、考えてみることが大切です。

また、変化に気づくことも大切です。

いつも使っている自動販売機の缶ジュースの並び方が、変わっていることに気づかず、望んでないものを買ってしまった、という事はありませんか。

今回のケースでは、並び方を変えたのは自分で、失敗したのがパソコンといえるかもしれません。


ショートカットファイルというものは、実体のファイルの場所を情報として持っています。

確認方法は、以下の通りです。

1.ショートカットファイルをカーソルで選択

2.右クリックでメニューを表示

3.表示されたメニューより「プロパティ」を選択

4.表示されたダイアログにある「ショートカット」
  タブを選択

5.「リンク先」の項目に実体のファイルの場所が
  設定されている


リンク先のファイルを移動した場合、どうなるのかご存知ですか?

実は、自動的に探しだしてくれたりします。
(XPにて確認してます)
それにあわせて、情報も書き換えてくれます。
これは、先ほど表示させた、「プロパティ」ダイアログの「リンク先」で確認できます。

そのため、アプリケーションをインストールしたフォルダを移動しても、起動できたりします。なかなか賢いですねぇ〜
(問題が発生する可能性がありますので、試さない方が
 いいと思います。)

では、何故、今回のケースでは起動できなかったのか...


それは、メールソフトの起動に必要であったファイルが、見つからなかったためです。
メールソフトにおいて、メールのデータというものは必要不可欠です。
にもかかわらず、メールのデータを保存しているフォルダを移動してしまっていたのです。
さすがに、これは探しだしてくれません。


ファイルの名前を変えたり、移動したりする事は、何も考えずにやってしまう事が多いと思います。

しかし、充分、関連性について考えて実施しないと、トラブルの原因になってしまいます。


このようなトラブルは、原因が分かりにくいものです。
トラブル解決に無駄な時間を費やさないためにも、気をつけてください。
(と言いつつも、私はウッカリやってしまうのですが...)


もう一つの機能

もう一つの機能とは...


もったいぶる程のものでは、ないんですけどね。

実は、この機能、使っている人をほとんど見たことないです。
そして、私も、ほとんど使ってなかったりします。(オーイ)


たま〜に、優越感にひたってみたくなった時に使ってしまいます。(オイオイ)

知らない人にみせると、けっこう驚いてくれるんですよね〜

ちょっとした、マジシャン気分が味わえます。
もちろん、タネも仕掛けもアリアリですけどね。


それでは、手順を説明します。

1.ショートカットファイルをカーソルで選択

2.右クリックでメニューを表示

3.表示されたメニューより「プロパティ」を選択

4.表示されたダイアログにある「ショートカット」
  タブを選択

5.「ショートカットキー」の項目をカーソルで選択
   初期値は「なし」に設定されています。

6.任意のキーを押す
   例えば、「A」を押すと、「ショートカットキー」の
   項目に「Ctrl + Alt + A」と設定されます。
   「なし」に戻したい場合は、
   「Delete」キーまたは「BackSpace」キーを押せばOK
   です。

7.「OK」ボタンを押す


で、どうなるかと言いますと、
上記の例の場合、「Ctrl 」,「Alt」,「A」の3つのキーを同時に押すと、設定したショートカットファイルに対応するアプリケーションが起動します。

尚、同じキーを複数のショートカットファイルに割り当てた場合、後から設定したものが有効になるようです。


初めてこの動作をみると、チョッピリ感動しますよね。



一見、便利そうなこの機能、何故、私は使わなくなってしまったのでしょうか。簡単に考察してみました。


【使わなくなった理由(私の場合)】

1.キーの割り当てを忘れてしまう。

2.キーの割り当てを忘れた場合、確認がメンドー。
  (確認するより、ダブルクリックした方が、
   楽ですからね。)

3.3つのキーを同時に押すのがメンドー。
   ファンクションキーに割り当てれば、
   1つのキーですみますが、
   もともと、機能が割り当てられている場合が
   ありますので、避けた方が無難だと思います。

   ファンクションキー
   (キーボードの上部にあるF1〜F12のキー)には
   アプリケーションに依存した機能が割り当てられて
   います。
   F1キーには、ほとんどの場合、ヘルプの表示が割り当
   てられています。
   試しに、押してもらえば分かります。


この機能の存在は、どことなく、二千円札に似てるような気がします。

否定的なことを書いてしまいましたが、頻繁に使うアプリケーションに設定すれば、便利だと思いますので、記憶力のいい方にはお勧めです。

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