パソコン初心者脱出

副次ストリームを使う


副次ストリームとは、名前つきファイルストリームとも言われているもので、エクスプローラでは見ることのできない、NTFS で使用できるデータの保存場所です。


と説明しても、なかなか分かりにくいと思います...

簡単に言えば、隠しファイルみたいなもんですね。

人に見られたくない情報を保存する場合などに使えます。
パスワード情報を保存するのも1つの活用法かと思います。

通常は、ファイルのプロパティの「概要」タブの情報などに 使用されています。

まず、NTFS について簡単に説明しますと、
Windows NT,Windows 2000,Windows XP
で使用されているファイル管理をする方法のことです。

Windows 95,Windows 98,Windows Me では、
ファイル管理に FAT16 と FAT32 という方法が
使われているため副次ストリームは使えません。

尚、NTFS の副次ストリームを持っているファイルを
FAT のディスクにコピーすると、副次ストリームのデータは
消えてしまいますので注意してください。

■ NTFS かどうかを確認する方法

1.「Windowsロゴ[左下にあるキー] + E」を押して
  「エクスプローラ」を起動する。


2.確認したいドライブを選択し「Alt + Enter」を
  押す。


3.表示された「プロパティ」の [全般] タブにある
  [ファイルシステム] の項目が「NTFS」となって
  いれば NTFS ということになります。



■ 副次ストリームへのデータ入力方法

1.「Windowsロゴ[左下にあるキー] + R」を押して
  「ファイル名を指定して実行」を表示する。


2.コマンド入力欄 [名前] に「cmd」と入力して
  「Enter」を押す。


3.表示されたコマンドプロンプトに、
  「notepad ファイル名:副次ストリーム」
  と入力して「Enter」を押す。


  例えば
  「notepad test.txt:stream」
  のように入力します。

  「test.txt」は既存のファイル名に
  置き換えてください。

  「:」以降の「stream」が副次ストリームです。
  これは任意に設定してください。

4.表示されたメモ帳にデータを入力する。

  尚、副次ストリームを持つファイルに変更を加えると
  ファイルの種類によっては、副次ストリームのデータが
  消えてしまいますので注意してください。

  今回の例の場合、「test.txt」に変更を加えると、
  副次ストリームである「stream」は消えてしまいます。

  エクセルファイル,ワードファイルの場合は
  副次ストリームを作成後、ファイルに変更を加えても、
  副次ストリームは消えないようです。

  副次ストリームに大切なデータを保存する場合は、
  事前に動作確認した方がいいでしょう。



もし、副次ストリームをどのファイルに作成したか
忘れてしまった場合は、
Find Stream
というソフトを使うと、
副次ストリームを検索することができます。



実用性は、あまりないかなぁ〜と思いますが、
知っていると、いつか役に立つかも...

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